日本のホテルについて

日本のホテルには、高級ホテル、リゾートホテル、シティーホテル、ビジネスホテル、カプセルホテル、また日本的な旅館まで様々な種類のホテルがありますので、ご予算に応じて決めてください。

日本のホテルは一般的にタイと比べると値段が高く、一部の高級ホテルを除くと部屋がとても狭いです。特に東京は地価が高いため、最初お部屋に入るとびっくりされる方も多いかと思います。

また日本独自のシステムにホテル料金が部屋単位ではなく、宿泊する人数で決まるというものがあります。 これはタイやシンガポールなど他のアジア諸国のホテルにはない料金システムです。

一般的にホテルのチェックイン時間は、午後2時または3時からになっており、朝便で成田に着いた方は、チェックインまで時間があります。事前にホテルに行き、チェックインの手続きをし、その際に荷物を預けることも可能です。

またホテルまで遠い場合は、荷物を駅のコインロッカーに預けて、チェックインの時間になるまで観光を楽しまれては如何ですか?

なおチェックアウトの時間は、通常午前10時が多いようですが、ホテルによっては午前11時やホテルのメンバーになっている場合は12時という場合もあります。チェックアウト時間を過ぎてしまうと追加チャージを取られる場合もありますので、ご注意を。

なお最近は外国人観光客が増え、なかなか部屋を取るのが難しくなっています。特に都心の交通に便利な場所は、長期に亘りほぼ満室の状態が続いていたり、客室料金も特に人気のある金曜日、土曜日と比較的空き部屋の多い日・月曜日との間で、倍以上の価格差がある場合も多いです。

この傾向は2020年の東京オリンピック開催が近づくにつれ、顕著になっていくと思われます。

都心以外にも近郊の横浜など(都心から電車で30分ほど)は比較的部屋が空いている場合もありますので、都心で条件に合うホテルが見つからない場合は、そちらもチェックしてみてください。

 

ここでは西洋式のホテルから日本独特の旅館、カプセルホテルまで簡単にご紹介いたします。 近年カプセルホテルは西洋からの観光客には「SFのようだ」などの評価があり人気が出ているようで、youtubeなどの動画投稿サイトにアップロードされているようです。

シティーホテル

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日本でシティーホテルと言われているホテルは、都市かその近郊にあり、会議場、婚礼会場、レストランさらにはプール、フィットネスジムなどの施設を備えた総合ホテルの事で、宿泊料金は一般的なビジネスホテルより割高です。★のついているホテルはこちらのカテゴリーに入ります。

ただし近年では低価格なシティホテルや逆に高価格で設備も整ったビジネスホテルも出てくるなど、両者の境界が曖昧になってきています。

ビジネスホテル

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ビジネスホテルはどうやら日本独自の言い方のようです。
普通のホテルとどのような違いがあるのか説明するのはなかなか難しいのですが、一般的に

1)最寄りの駅から徒歩圏内の都市の繁華街にあって、主に宿泊に特化した会社の出張客をターゲットとした比較的小規模の建物で低料金のホテル。

2)定められた建物内で客室数を増やしているので、客室の面積がとても狭く(12㎡ほど)、客室内外の付帯設備は最低限のものに限られる。また部屋も家族客をターゲットにしていないためシングルルームが主流。

3)人件費節約のため食事を部屋に運ぶなどのルームサービスの廃止、ベルボーイ、コンシェルジュを置かない、最近では機械によるチェックアウトを行うなどの合理化を進めている。

などコストダウンを徹底し低料金を実現しているようです。

この形態のホテルは全国にチェーン展開していますが、都内の人気観光地付近では、時期によって部屋の値段がシティーホテル並みに極端に高くなったり、なかなか予約が取れないなど、従来からの利用者にとって厳しい状況になっています。

予約を早めに入れておくと低価格で宿泊できますので、なるべくお早めにbookingしてください。

旅館

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日本独自の宿泊施設に旅館があります。
旅館は日本ならではの和式の部屋や温泉などの設備のある宿泊施設で、日本文化を感じさせるようなサービスが特徴的です。ホテルと異なりお部屋は畳の部屋ですので入る際には靴を脱いでください。また旅館では部屋の中にあるゆかたに着替え、旅館内や外を散策することも可能です。

夕食は宿泊代金に含まれている場合が多く館内のレストランや部屋で取る事ができ、部屋でお食事をする場合は、仲居さんが部屋まで料理を運んできてくれますので、周囲を気にすることなく気の合った仲間や家族で水入らずの時間を過ごすことが出来ます。

なお備え付けのベットはありませんので、就寝の際には仲居さんが布団を敷いてくれたり、困ったこと・必要なものがないか聞いてくれるなど、日本ならではの細やかな心遣い(おもてなし)をしてくれます。

カプセルホテル

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ビジネスホテルと同様、都市の繁華街に多く立地しています。カプセルホテルはサウナ店に併設される場合が多く、大浴場、サウナ、レストラン、マッサージ、エステ、垢すりなどのサービスを一緒に利用することが可能です。

ほとんどのカプセルホテルは男性専用です。ごく一部に男女共用のカプセルホテルもありますが、フロア毎に男性用、女性用と区切られており、施設内で女性の宿泊客に遭遇することはありませんので、カップルで泊まる際は気を付けましょう。

【料金】

カプセルホテルの料金は3000円台前半から4000円台前半が一般的です。施設の中には割引サービスを行っている施設もあります。行く前に施設のホームページを確認しておく事をお奨めします。

【滞在時間】

お店によって多少違いますが、一般的に午後3:00頃から、チェックアウトは翌朝午前10:00です。チェックアウトの午前10:00を超えると、1時間につき延長料金(300円~500円)が加算されたりする場合もあります。

【予約について】

通常予約をしなくても泊まれますが、時期、場所(大きな祭りなどがある場合)によっては満室の場合もありますので、ご心配でしたら予め予約を入れた方が良いでしょう。

【食事】

サウナや大浴場の利用はホテル代金に含まれていますが、夕食や朝食は含まれておりません。ほとんどの施設でレストランが併設されており、場所によってはメニューも豊富にあります。但しお酒をたくさん飲んだり、御つまみたくさん食べたりしてしまうと、宿泊料金より高額になるケースもあるのでお気をつけて。

【カプセル内】

カプセルは上と下の2段に分かれています。上のカプセルの場合は梯子を上ることになります。チェックインの際に、上か下か、希望を伝えましょう。なおカプセル内は毛布、枕、照明のほか、テレビ、ラジオ、アラーム、携帯電話の電源チャージ用コンセント等が付いています。

【浴場及びサウナ】

大きな施設ですと、複数の浴場のほか、露天風呂、ミストサウナ、ジャクジーなどが付いています。

日本では浴槽に入る前に、体を流してから入るのがエチケットです。また浴槽内に手ぬぐいを入れるのはエチッケット違反ですのでご注意ください。

【その他】

チェックイン後、ロッカーで用意されたガウンなどの館内着に着替えます。手ぬぐい、バスタオルは受付で渡されます。また大浴場にはシャンプー、ボディーシャンプー、歯ブラシ、髭剃りが置いてありますので自由に使えます。ホテルと同様、手ぶらで来ても問題ありません。

hotel005なおチェックインの際、ロッカーキーが渡されます。こちらにはバーコードや番号が記載されていますので、食事代金等の支払いはその都度支払う必要はなく、チェックアウトの際にすべて清算します。

施設によっては、貴重品を入れる金庫がありますので、貴重品はロッカーの中に入れるのではなく、そちらに預けた方が良いでしょう。