Japan Rail PassとはJRグループ6社(JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)が共同して提供するパスで、日本中の鉄道を利用し旅行するのに最もお得な切符です。もちろん新幹線も利用できます(のぞみ」号・「みずほ」号を除く)。詳細はこちらです。
【利用条件】
利用するにあたり、下記の条件が必要です。
(1)外国から「短期滞在」の入国資格により観光目的で日本を訪れる外国人旅行者
日本の入国管理法が定める「短期滞在」の在留資格により、観光等の目的で15日間もしくは90日間の滞在が許されます。日本への入国にあたり観光目的の滞在を希望すると、入国審査官はあなたのパスポートに左の図のような「短期滞在」のスタンプ/シールを押します。パスポートにこのスタンプ/シールを受けた方だけが引換・利用することができます。
※入国の際、自動化ゲートを使用するとパスポートにスタンプ/シールが押されませんので、必ず係員のいるゲートでスタンプ/シールを受けてください。
パスは外国から日本に観光目的で入国する外国人旅行者向けですが、タイ人と結婚した日本人も一緒に申請可能です。その場合、パスポート以外に下記の書類を日本のジャパンレールパス引換所に提示する必要がありますのでご注意ください。
(2)日本国籍をもって日本国外に居住し、下記条件を満たす者
a. その国に永住権をもっている場合
b. 日本国外に居住する外国人と結婚している場合
日本のパスポートの他に
aの場合は次の2つを証明する書類
・ 永住権※
・ 本人が日本国外に居住していること
bの場合は、次の3つを証明する書類
・ 本人が日本国外に居住していること
・ 外国人と結婚していること
・ 配偶者(外国人)が日本国外に居住していること
【パスの種類と料金】
ジャパンレールパスにはグリーン車用と普通車用の2種類があり、さらにそれらが7日、14日、21日間用パスに分かれています。料金は7日間のグリーン車用で大人38,880円/子供(6歳から11歳まで)19,440円、普通車用で大人29,110円/子供14,550円です。(2015年2月現在)
【購入方法】
ジャパンレールパスは日本国内で購入することはできませんので、日本へ来る前に下記の提携オフィスで引換証を事前に購入する必要があります。
下のウエッブサイトに引換証を購入できる旅行会社の一覧がありますので、後で問題が起こらないように、自分自身で利用資格などの詳しい説明を聞いたうえでご購入下さい。
http://www.japanrailpass.net/area_02.html (英語)
日本へ入国してから、引換証をジャパンレールパスと引き換えします。引き換えはJRの主な駅にあるジャパンレールパス引換所で行います。
東京の場合は、成田空港内(第一ターミナル、第二ターミナル、第3ターミナル)のJR EAST Travel Service Center、羽田空港国際線ビル駅などの空港内、またはJR東京駅、JR上野駅、JR新宿、JR渋谷、JR池袋、JR品川駅など主要ターミナル駅内にあります。
【Japan Rail Pass取得】
引換所では引換証とパスポートと購入資格があることがわかる証明書を提出し、パスを受け取ります。
引換証のままでJR線を利用することはできませんので、引換所の営業時間を確認の上、出来れば降りた空港で直ぐにジャパンレールパス引換所に行き、パスを貰った方が良いと思います。
なお引換証は、購入した日から3ヵ月以内にジャパンレールパスと引き換えなければなりません。
引換所では、簡単な申込書を記入し、日本入国時にパスポート(コピー不可)に押された短期滞在スタンプ/シールを提示します。この際、パスポートと引換証の名義が同一でない場合、パスの交付はできません。なお引換証に記載されたパスの種別は変更できません。
詳細はhttp://www.japanrailpass.net/th/about_jrp.html (タイ語)にありますので、トラブルが起こらないように、事前に必ず確認してください。
【ジャパンレールパスで指定席を予約】
ジャパンレールパスでは、指定席予約の際に追加料金は必要ありません。
指定席予約の際にはあらかじめJRの駅の旅行センター、みどりの窓口、またはJR指定旅行会社の店舗にてジャパンレールパスを提示して、座席指定券の交付を受けてください。(新幹線「のぞみ」号・「みずほ」号など一部の列車には追加の支払が必要です。)
なお自由席(東海道・山陽・九州新幹線「のぞみ」号・「みずほ」号を除く)の場合は、予約の必要がありませんので、ジャパンレールパスを提示するだけで利用できます。
注:ジャパンレールパスで自動改札は通れませんので、係員のいる改札をご利用ください。