タクシーに乗る

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東京都内には約5万台のタクシーが運行しています。小型、中型車のタクシーは定員4人で、それ以上は乗れません。

駅・空港・観光地・繁華街などにはタクシー乗り場があり、タクシーがお客さんを待っています。また天候などによってはタクシー待ちのお客さんが列になって並んで待っている場合もあります。

流しのタクシーももちろんあります。タクシー乗り場以外で乗車する際は、空車の場合はタイと同じように手を挙げれば止まってくれます。なお空車の場合はフロントに「空車」の表示があり、屋上灯が点灯しています。タクシーは全てメーター制で、乗車拒否はありませんので、直ぐに乗り込んでください。なお日本のタクシーは後方左のドアが自動ドアになっていますので、乗降の際には開け閉めの必要はありません。

乗車後、言葉が通じない場合は、行き先の住所や電話番号等を告げてください。全てのタクシーにはナビゲーションが付いていますので、電話番号等で大通りから外れた場所でも問題なくたどり着けます。

料金は後払いで、現金のほか、Suica・PasmoなどのICカード、またはタクシー会社によってはクレジットカードが使える場合もあります。カードの種類やカード支払いに際に条件をつけている会社もありますので、確認が必要です。精算の際には領収書発行してくれますので受け取ってください。

日本の場合は、タクシーに限らずチップを渡す必要はありません。運転手さんは細かいおつりまできっちりと返しますので、そのまま受け取ってください。

タクシーの種類

都内を走るタクシーのほとんどは中型車と呼ばれるものですが、それ以外に下記のタクシーがあります。

1)ワゴンタクシー

スーツケースなど大きな荷物のあるときに便利です。成田空港や羽田空港などに配車されています。料金は中型車と同じです。

2)無線車

流しのタクシー以外に区内では電話で呼べる希望の場所まで迎えに来てもらう事も可能ですが、その場合は会社によっては迎車料金が通常の料金に加算されます。

3)ハイヤー

タクシーよりグレードの高い大型車・中型車・サロン型車などは3,000台以上あります。

他にはバスとタクシーの中間のような料金をシェアする乗り合いタクシーや2012年からサービスが始まった観光タクシーなどがあります。

なお観光タクシーについてはhttps://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/use/sightseeing.html

http://www.drivers-work.com/taxicolumn/taxientertainment/kanko-taxiplan-tokyo/

料金について

気になるタクシーの料金ですが、会社によって多少異なりますが、基本的に以下のようになっています。

基本的な運賃料金システム

普通のタクシーでは距離によって料金が変わります。タイと同様に乗車してから一定距離までは定額の運賃(初乗り運賃)があり、その後一定距離を走行するごとに、一定額の運賃が加算されます。その加算額は事業者が自由に設定できます。

上の料金システムとは別に、一定速度(時速10km)以下で走行していたり、停止していたりする間は、走行距離の代わりに経過時間を一定基準の計算法により距離に換算し、運賃が加算されます。運悪く渋滞に巻き込まれると、移動距離の割には料金が高くなります。

またタイには無い独自の料金体系としては割増料金があります。深夜割増と言って22時(一部大都市圏では23時)から翌5時まで加算される運賃で、通常の料金に2~3割加算されます。この時間帯は、表示灯に青く「割増」と表示されます。

その他

運賃体系のほか、タクシーの車両は車種によりクラス分けがされており、クラスによって多少料金が異なります。また高速道路などの有料道路を通った場合、その通行料金は別途請求されます。

タイから見ると日本のタクシーは確かに高いのですが、運転手さんは言葉使い、運転も丁寧で礼儀正しい方が多いです。

信号待ちのときに乗車した場合は、多少車が前進しても、乗客への心遣いで信号が青に代わって走り出すまではメーターをセットしない運転手さんや、降車で停車する直前にメーターが変わった場合、変わる前の料金で良いと言う人も多く、料金も明朗で安心して乗ることが出来ます。

 

空港タクシー・観光タクシーについて

他には観光タクシーのように乗った時間によって決まる料金制や空港などから行く場所によって時間や距離にかかわらず定額を支払う料金もありますので説明します。